2007.8.10発売
電撃文庫
ISBN978-4-8402-3934-9
イラスト: 和狸ナオさん
【あらすじ】
夏休み、アルバイトのため海辺のペンションに滞在中の智春たち。しかし真夏のリゾートには、この機会を利用して智春と奏の仲を進展させようと企む樋口の罠が仕掛けられていた。ギクシャクしつつも互いに距離を縮めていく二人。それを見守る操緒の真意は――?
そのころ逃亡中の魔神相剋者・加賀篝隆也を追っていたアニアたちは、奇しくも同じ海辺の街へと辿り着いていた。街に残された遺跡の最深部へと向かう加賀篝と、追撃する学生連盟の武装生徒指導員。彼らの戦いに巻きこまれた智春が目にした、恐るべき真実とは――!
解き明かされていく二巡目の世界と、悪魔出現の謎。絶好調スクールパンク夏休み篇!(出版社紹介文より)
シリーズ第8作目です。
気づいている方もいるかもしれませんが、アスラクラインは、奇数巻では「機巧魔神」系のエピソード、偶数巻では「悪魔」系のエピソードが気持ち多めになっています。操緒と奏の役割なんかもそれに連動して少し変化するのですが、そんなわけで今回は奏と智春の仲を少し進展させようと(樋口たちが)頑張る回です。本当はバイト先のペンションでのエピソードをもっと大量に描きたかったのですが、ページ数が大変なことになったため、かなりカットされてしまいました。残念……。
後半の展開や新キャラについては、ネタバレになっちゃいそうなので今回は割愛。次はもうちょっと明るい(場所が舞台の)話にしたいですw
今回は発売月と作中の季節が一致したこともあって、リゾート風の華やかな表紙イラストが、すごくイイ感じにハマっているのではないかと思います。個人的なお気に入りはモノクロ扉絵のイングリッド。これは大好き。ぜひお手にとってみてください。あと朱浬さんの谷間にも注目w
※誤植の訂正
『アスラクライン』8巻の初版に、重大な誤植があります。
P286〜P287にかけて出てくる「膜宇宙」という単語のルビが、
×「プレーンワールド」となっていますが、
○「ブレーンワールド」の間違いです。
謹んで訂正させていただきます。
……こういう大切な部分でミスが出るとヘコむなあ……。
Web拍手等で指摘してくださった方、ありがとうございました。