ランブルフィッシュ[10]学園炎上終幕編

ランブルフィッシュ10表紙
2006.3.1 発売
角川スニーカー文庫
ISBN4-04-424112-0
イラスト: 久織ちまきさん

【あらすじ】
4機のRFがチームを組み、実戦形式で闘う過激な競技=SRの激戦の中で、次々に傷つき倒れていく恵里谷の闘騎手たち。その戦いの裏側で、RFの歴史に封印された呪われた真実がついに明かされる。さらに無人RFの軍団に襲われ、猛火の中で燃え落ちる恵里谷闘騎技術専門校。じわじわと、しかし決定的な敗北の予感が迫る中、追いつめられた沙樹とガンヒルダはどう戦うのか――!? 誰も見たことのない学園ストーリー、決戦の完結巻!(出版社紹介文より)

長編シリーズ第10巻目です。本当は2005年の秋には完成している予定だったのですが、半年近く発売が遅れてしまいました。その元凶というかなんというか、原稿枚数が平均的な作品の倍近い量の分厚い本になってます。クライマックスだし、まあこんなものでしょう。今回のおまけはRF設定資料集(4体)+三雲のあとがきっぽいもの。初公開のメイヘムがカッコいいです。

今回の表紙は「ガンヒルダ+沙樹」という構成です。これにはちょっとした仕掛けがありまして、昨年発売された9巻と隣り合わせに並べると2冊の表紙が一枚の大きなイラストになるのです。これ、実際にやってみるとちょっと楽しいので、2冊ともお持ちの方はぜひお手元の本で試してみてください。残念だったのは、2冊の厚さが違いすぎてて、普通に並べると段差ができちゃうことなのですが…しまった、盲点だった……。

『ランブルフィッシュ』という作品は、この巻で完結です。
この先の展開の構想がないわけではないですが、もしも続きを書くとしてもたぶんタイトルを変えるので(そんな理由かー)。これからのことは編集部と相談しながらボチボチ考えたいと思ってますが、無事にここまでたどり着けたのは応援してくださった読者の皆様のおかげです。ほんとうにありがとうございます。どうか最後まで楽しんでください。

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