M.G.H. —楽園の鏡像—

MGH表紙 2006年6月発売
徳間デュアル文庫
ISBN4-19-905160-0
イラスト: 中臣亮さん

【あらすじ】
日本初の多目的宇宙ステーション『白鳳』で発生した不可解な出来事。無重力の空間をゆっくりと漂う死体は、まるで数十メートルの高さから”墜落”したかのようだった。はたして、事故なのか、事件なのか? 従妹の森鷹舞衣の”計略”により、偽装結婚をして『白鳳』見学に訪れていた若き研究者・鷲見崎凌は、謎の真相を探るため、行動を開始することになる……。
斬新な設定とスマートな論理的解決で、各界に衝撃を与えた本格SFミステリー。第1回日本SF新人賞受賞作品がついに文庫化!!(出版社紹介文より)

本作は、2000年6月に刊行された同名の単行本を文庫化したものです。登場人物のネーミングなどに多少の懐かしさを感じますが、もともと目新しい技術などを描いたSFってわけではないので、今でも普通のミステリとして楽しんでいただけるのではないかと思います。
イラストを担当してくださったのは、中臣亮さん。レトロ未来な雰囲気を醸し出しつつ、今風に仕上がってて文句なくカッコイイです。あと、巻末で福井健太さんに解説をつけていただきました。ありがとうございました。

ちなみにこちらが加藤直之さんに描いていただいた初刊本の表紙です。うーん、こっちもカッコイイ。

mgh.jpgM.G.H. 『楽園の鏡像』単行本版
ISBN4-19-861194-7
2000.6.30 On Sale

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